”花と暮らす”コラム 店のこと 花の選び方

花を選ぶ〜決めるということ〜

最近は雨が降ったり止んだり、晴れ間がのぞいたりと、変わりやすいお天気の日が多いですね。

雨の日は、店ものんびりした感じです。

当店では、日常を過ごされる場所に飾っていただく花をご提案させていただいているのですが、飾り方のヒントになればいいな、と、

「日常の花、本日の花」というタイトルで、インスタグラムに投稿させてもらったりしています。

今回のインスタグラムのテーマは、「グリーンで爽やかに」です。本題に入る前に少しご紹介しますね。

カラーという花はご存知ですか?

黄色のカラーと、青い小花が可愛いアリウムのブルーパフュームをメインにして、周りにふわふわのアワ(穀物の粟の仲間です!)と、シュッとした姿が印象的なドラセナの一種、サンデリアーナを合わせてみました。

カラーの黄色が、また何とも言えない爽やかな色なんです。

アリウム(こちらも聞きなれないですよね・・ネギみたいな香りがしますが、今回のブルーパフュームという品種はバニラの香りがするそうです!)も、深くて落ち着く青色です。

周りのグリーンがあるからこそ、黄色と青色が際立って見えると思います。

気になる方はぜひ、インスタグラムも見てみてくださいね。・・今回のコラムの画像の花です(笑)

さて、今回のテーマは、「決めるということ」です。

花を自分で選んで決めることの大切さなどについては、度々書かせてもらったりしているのですが、今日は花の選び方に限らず、「決める」ということについて触れてみたいと思います。

皆さんは、何かを決める時に、周りにいる人に決めてもらいたい質(たち)ですか?

今までの経験上、私の周りにも、「自分で決めるのは自信がないから、決めて欲しい」という雰囲気の方が結構いましたね(花の話ではないです・・花なら毎回喜んで選ばせてもらっています笑)。

自分で決めるのは責任も伴いますしね、大袈裟かもしれませんが。

「誰々さんがこう言ってたからそうします!」って言ってしまえば、もしそれで問題などが起こった時は自分の責任にはならない(と自分で納得させる?)し、失敗した時でも言い訳ができてしまうというか、いわゆる逃げ道みたいなのを作っているのかもしれませんね。

でも、自分のことは人に任せちゃいけないんじゃないかな、って思います。大事な決断ならなおさらですよね。

私自身、子どもの頃は自信があまり持てなかったので(身近な人に出来ないと言われ続けていたからだと思いますが)、自分で決めることを避けていたかもしれません。

「自分はこうしたい」って言うと、出来ない理由を並べられて、全力で否定されたような記憶が残っていますが、今思えば、「やってみたら?」の一言で済んだんじゃないかと思いますね。

言ってくれた人は良かれと思って(変わらない方が安全と思っているから)、止めてくれたのでしょうけど、失敗することも含めて経験しないと何も得られないし、して良かったか悪かったのかも何もわからないまま終わってしまうことになるんじゃないかなと。

何より、何もしないのが安全だからと、何もしないで日々を過ごしていくのってつまらないですよね。

今になって思えば、周りの意見なんてそんなに気にすることじゃないよねって、思います。当時の私に言ってあげたかったですね。知らなかったせいで、ある意味、素直に聞きすぎてしまっていたかもしれません。

でも今は乗り越えることが出来たし、自分で何でも決めて、店まで始めることが出来ているので、大きな進歩だと思います。

身近な人の考え方は変えることはできないと諦めたことで楽になれたし、私自身は変わることが出来たので、これでよし、と思っています。

ということで、私の話はここまでにして、、

今日の結論は、

何かを決める時は、周りにアドバイスを求めてもいいけど、後悔しないためには「自分で決める」ということが大事、という話でした。

一番信頼ができて、一番の味方は自分、ですもんね。

もし今、同じように悩んでいる方がいらっしゃったら、何かしらのヒントを得るきっかけにでもなれたら嬉しいですね。

今回は、「決める」ということについて、書いてみました。

花の選び方だと思って読んでくださった方はごめんなさい。

もちろん花も、ぜひ自分で選んで、「決めて」みてくださいね。

花を選ぶことを、自分で「決める」練習に使ってもらえたらと思います。

当店に来ていただいた方には、花を見て気分転換したり、癒しを感じてもらうのはもちろんのこと、たわいもない話から悩みまで、なんでも話すことでスッキリした気分になって帰ってもらえたら嬉しいな、と思っています。

私自身が悩んでいたからこそ共感できる話もたくさんあると思うので、良かったら話を聞かせてくださいね。

花を買ってもらうだけじゃなく、皆さんの気持ちに寄り添えるような、元気になってもらえるような、そんな店にしていきたいな、と思っています。

「ミシェルフルールはこんな店にしたいです」編でもまたお話していけたらいいな、と思っています。

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